あなたは、探し物をよくされますか?
探し物はイライラして精神衛生上よくないですし、時間の無駄にもなりますので、できるだけ避けたいところですね。
そのような無駄をどうやったらなくせるか、を考えてみましょう。
電車で遭遇したエピソード
先日、電車で近くにいた、二十歳前後?の女性二人の会話です。
A 「スマホなくなってん」
B 「えっ、マジで?」
A 「置いたとこ、ちゃんと覚えてたつもりやねんけどな」
B 「誰かが触ったんちゃうん?」
A 「誰かって、誰もおれへんし」
B 「あぁ。 他んとこ、見たん?」
A 「めっちゃ見たって。しかし、あれやな。置いたはずって思い込み、怖いな」
(こんな状況で、なかなか冷静な自己分析・笑)
B 「でも、どこやろな」
A 「ほんま、マジでどこ行ったんやろ」
:
(駅に近付き、電車が減速)
B 「降りんで(降りるよという意味)」
(Aさん:慌ててポケットを探りながら)
A 「あれ? ないっ!」
B 「何が?」
A 「切符、切符。 あれ?どこ行った?」
(二人とも電車を降りて、ドアが閉まる)
どうやら、Aさんは普段からよく物をなくしてしまう方のようです。
気持ちや記憶力に頼っても効果なし
そんな方がよくしてしまうのが、「今度からなくさなよう気を付けよう!」と誓うこと。
しかし、残念ながら、この「気持ち」だけの反省はほぼ実効性がない結果に終わってしまうことが多いです、よね。
なので、何回も物忘れを繰り返すことになります。
家の中で探し物をよくされる方は心当たりがあるかと思いますが、大抵、見つかるのは思いがけない所。
置いたときは、後で忘れてしまうなんて思いもしませんが、しばらく経つと
「あれ? どこだっけ?」
となります。
そして、見付けたときは、
「ああ、そうだった!」
と思い出せますが、そのときだけ都合がよかった場所をヒントなしに思い出すのは至難の技。
ヒトの記憶力なんて、そんなものです。
また、年と共に記憶力は低下します。
その時々で違った行動をとっているといちいち覚えていられません。
行動面から対策を立てましょう
では、どうしたらよいのでしょうか?
「気持ち」や「記憶力」に頼るのではなく、「行動」に視点を向けてみましょう。
まず、行動を単純化して、行動のレパートリーを減らします。
例えば、冒頭の Aさんですと、家でスマホの置き場所を決めておくとか、電車に乗るときに切符の置き場所を決めておくということになります。
それぞれの物に対して置き場所を前もって決めておけば、忘れにくいはずです。
場所を決める際には、自分の行動のクセや動線などと関連付ければ、なおよいでしょう。
Aさんの例では、電車を降りるとき、切符を探すとしたらまずどこから探すかを考えて、切符の置き場所を決めるとか。
気を付ける!という気持ちや記憶力に期待せず、行動面から対策するとよいでしょうというお話でした。
脳科学でビジネスライフを快適に!
では、また!
(了)
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