ダイエットには食べるの減らして運動すればよいのだけれど
食べるのを我慢するダイエットはツラい、、のでしょうね。
歯切れの悪い言い方になってしまったのは、私(武永)は普段から甘い物や脂っこい物を割とよく食べる割にあまり太らないからです。
菓子パンにケーキ、トンカツに唐揚げを控え目にしておこうとか、ダイエットらしいダイエットをしたことはほとんどありません。
怒らないでくださいね(汗)。
油断するとすぐに太ってしまう方には恨まれるかもしれませんが、太りにくい体質なのだと思います。
顔や手足が太らないため、外見としては細身のままなのですが、実際にはお腹周りが太っていて人知れず悩んではいるのですが。
原理的には、エネルギーを体に取り込む摂取カロリーに対して、エネルギーを使う消費カロリーを増やせば良いだけのこと。
しかし、摂取カロリーを減らすということは、食べる楽しみも減ります。
我慢しすぎるとストレスになってしまいますね。
かと言って、消費カロリーを増やすのも簡単ではなかったりします。
てことで、できるだけ我慢せずに摂取カロリーを減らしたい需要に対して、ダイエット本やダイエット情報がたくさん、という状況になっているわけですね。
目隠しで食べたら満腹感がアップすることが判明
食べるのを我慢せずにダイエットしたい。。
そんなこと、できるのでしょうか?
カロリー制限しなくてもダイエットできる方法が見つかった、かもしれません。
ドイツ・コンスタンツ大学の研究グループによる実験です。
大学生90人に協力してもらい、目隠しで食べると満腹感がどうなるかが調べられました。
被験者の学生たちには、味覚のテストだということで協力してもらっています。
まず、空腹感やアイスクリームが好きかどうかなどのアンケートに回答。
続いて、50人は目隠しをして、残りの40人は目隠しなしで、アイスクリームを食べてもらいます。
用意されたのは、3種類のアイスクリーム(ダークチェリー、キャラメル、ストロベリーソースをかけたバニラ)。
15分後、味の評価とともに、どれくらいの量を食べたかを尋ねます。
すると、目隠しなしで食べた学生たちは実際よりも35%多めに回答したのに対して、目隠しで食べた方は88%も多く食べたように感じたと回答したのでした。
つまり、目隠しで食べた方が満腹感が高かったのです。
実際に食べている量を一口ずつ目で見ていないと、脳がもっとたくさん食べたと誤解してくれて、あまりたくさん食べなくても満足できるということですね。
目隠し食べ、どうやって?
さあ、これを実践しない手はありません!
しかし、どうやって実践しましょうか。。
食べ物を目隠しで用意する場合は相当な工夫が必要ですので、誰かに協力してもらうことにしましょう。
例えば、ちょっとメタボなパパがダイエットしたい場合は、ドライブ中に口に運んでもらうといいですね。
恋人同士なら、「あ~んして」とか言って、、 ま、勝手にやってください(笑)。
食べ物を見ずに食べる工夫をしてみると、あまり我慢せずダイエットできるかもしれない、そんなお話でした。
【原論文】
Renner B, et al. (2016)
“Eating in the dark: A dissociation between perceived and actual food consumption”
Food Quality and Preference 50: 145-151.
脳科学でビジネスライフを快適に!
では、また!
(了)
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
武永隆の脳ブログ「類人猿分類でコミュニケーションをステップアップ」
武永隆の脳ブログ「対人関係改善に、岡田斗司夫の4タイプ分類」
無料メルマガ 武永隆の【1分脳コラム】
ご登録はこちら ↓↓↓↓↓
https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=businesscom
ブログランキングに参加しています!
にほんブログ村